巣立つ小学生

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(東成瀬小学校の卒業生)

昨日は湯沢雄勝広域市町村圏組合の議会が開かれ新年度予算などを審議し可決成立し閉会した後、二期8年間圏域の発展にご貢献いただいた斉藤湯沢市長が管理者としての議会での最後のご挨拶を淡々となされた。

多くのご指導をいただきありがとうございました。

この後、東成瀬小学校の卒業式があり、16名が元気に学び舎を後にしました。

それぞれの将来の夢を力強く、元気に披露してくださり、小学校の伝統でもあろうこの表明はとても楽しみの一つでもあります。

ご卒業おめでとうございます。

「旅立ちの日に」を合唱

(卒業生の合唱)

(卒業生入場)

東成瀬中学校の第70期卒業証書授与式が今日行われた。

式の始まる前に、今日は3・11の東日本大震災のあった日から6年、参加者全員で黙祷を捧げた。

統合してから70年、統合に当たっては建設場所を巡って村内を二分する激しいリコール運動があるなど思い出の多い時代もあった。そんな経験も過去のものとなり、しっかりと伝統を確立し、有為な人材を輩出してきている東成瀬中学校は、学力と体力を着実につけて、注目もされてもいる。

今日の授与式でも心身ともに逞しく成長した卒業式に感動する姿があちこちで見られた。特に、全校生徒による吹奏楽での入場から全校生徒の合唱は素晴らしいハーモニーで、山々に見守られる安らぎの東成瀬を高らかに歌い上げ大きな拍手を浴びていた。

それにもまして卒業生による「旅立ちの日に」は泣かせられてしまった。

感動の卒業式であった。卒業おめでとうございます!

春の陽光をあびて、さあー、飛び出せ若者よ!

少子化対策

(みんな元気でいい!)

午前中は出生者4名の家庭を訪問し、お祝いをしてまいりました。

年度中の出生者は16名と言うことで、他の同規模の自治体と比較してもよいようです。

ところで、昨日は教育会議が開かれたが、その場で奨学金制度についてのジレンマみたいに感じていることを話した。それは、この制度を活用して大学などにどんどん進学している、それはよいとして、卒業後に村に帰ってくる人材が誠に少ない。社会にでて活躍する人材を喜んではいるが、これで良いのだろうか?と以前から悩んでいた。

人材がどんどん出てしまっては、村はどうなるんだ?人材が活躍する働く場所がないと言うがそうだろうか?

よく考えなければならない課題であると、あらゆる機会をとらえて議論していかなければならないと、問題提起をしたところでした。

小さな拠点づくり

(講演する長濱県立大学教授)

秋田県山村・過疎地域振興協議会の総会研修会が開かれた。

総会後の研修会は秋田県立大学の長濱教授から「これからの秋田の農業・農山村のあり方について」と題して講演をいただいた。

アメリカ大統領選以降急速にグローバル化が話題となっているなかで、グローバル化とローカル化も考え方として大事ではないかと言った視点での話があったように感じた。

教授は秋田の農業を大学から変えて欲しいと要請されて秋田県立大学に赴任して11年になるが、まだ具体的な成果をだすことが出来ていない。

学生に対してもいろいろと指導しているがなかなか成果ともなっていない。少なくとも卒業まではせめて、自然環境は厳しいが秋田は食事がおいしい、農作物が旨いと思わせるような学生にしたい。と率直に話しておられた。

県内から県立大学に進学する学生に対する制度適用の検討、社会人になってからの再研修制度、推薦制度等でも検討の必要性も講演後に話し合ったところでした。

現実問題としてわが村でも、奨学金制度等で他にないくらいの優遇制度を採ってきたが、大学から村に帰ってくる学生はほとんどおらない。

それはそれとして社会に有為な人材を輩出しているからよしとしてきたが、これで良いのだろうか?と最近忸怩たる思いでいるのも事実である。

講師の話の中でも、こうした話題ともなった。秋田県内の事情であることも指摘されていた。

検討の必要があるようにも感じた。

この他にもいろいろと考えさせられる課題が多くあった。