幽玄な感じ

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(通勤途上の風景)

昨日は終日議会の予算特別委員会出席。

今週は特別会計関係の予算案についての説明、整合性などの調整にかなり振り回されていたように感じている。

やっと、昨日その調整の方向性を見いだすことができほっとしているものの、相当緊張感を持ってしっかりと業務に当たらなければならないと強く感じている。

そんな思いで出勤しているが、今朝は除雪にも結構時間を要した。除雪費もかかるだろうが、しっかりとした見通しを立てなければならないのに、なんとかなるだろうぐらいで除雪対策に当たるなどもってのほかであり、この面でも厳しく対応すべく指導をしていかなければならない事項であると感じている。とにかく反省の多いこの頃である。

今朝の雪は淡雪のような感じで、降るには降るが水分の多い雪で、景色もまるで幽玄の世界のように霞んで見え、川面も周囲も心休む風景です。

仕事とは別にそんな感じで気持ちを切り替えられるひとときでした。

 

三月議会開会

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(村議会広報提供)

主な議案として平成29年度の村の総合的な事業を計画した各会計の予算案を審議する村議会が昨日から開会されている。

初日の昨日は、諸般の報告があり私からは、平成29年度予算の概要と新年度取り組むべき村政運営の基本的な施政についての考え方を述べさせていただき、村の皆さんと議会のご理解とご協力をお願いしたところでした。

その内容については広範にわたることから村の広報や議会広報によってご理解をいただきたいと存じます。

そのうちで、特に重点事業としては次のようなことがあります。

基本的な村政運営としては「伸展する村政運営」としての子育て環境の整備、生産基盤の整備および住みよい生活環境の整備の実現に向けて実現すべく努力をし、子育て環境については全国に誇れるレベルになってきたものと考えていること。生産基盤の整備では畜産の推進と六次化産業への取り組み、農業生産法人の設立と支援、農地の集約化、また生活環境の整備では保健・福祉の充実、水道の整備促進があげられること。

これらを受けて、29年度では総合戦略に位置づけた事業の着実な実施を心がけて参りたい。特に、移住・定住対策としての「若者定住促進住宅(仮称)」の整備に取り組み、さらには、首都圏にも発信できる対応を計画していること、二つ目としては、生活環境のさらなる整備と、保健・福祉の充実を推進したい。

こうした状況の中で、国保事業が平成30年度から秋田県に移管されることになっており、その運営に当たって保険料が試算段階ではありますが大幅な負担増になることが予想されており、29年度からその対策に努めなければならないものと考えられることなどを申し上げさせていただきました。

次に、役場の機構改革を行うべく、条例を提案し、主な内容として新たに「環境課」を新設し主に水道、下水道、生活環境に関わるゴミ対策などを主な業務として担当することとしました。このほかには各課の名称をできるだけ短くすることとしました。

次に、成瀬ダム関連ではこの春には、大きな掘削工事が3箇所で行われることになり、そのための手続きが進行中で、この施工業者が決定するとかなりの作業員が従事することになり、その対策にも対応しなければならず、緊張感を持って対応しなければならないものと感じています。

役場庁舎の改修もほぼ終わり、この後この改修後の施設を活用する団体も予想されることから有効な施設として効率よく運用できるようにして参りたいと考えております。

予算関係では、こうした重点事業を中心にして予算配分し、住みやすい村作りのためより一層努力をすることとしています。

一般会計予算は35億円、国保事業は3億3千万円、国保診療所事業は約8千万円、後期高齢者医療予算は約2千400百万円、介護保険事業予算は3億5千万円、介護保険サービス予算は約9千万円、簡易水道予算は約5億円、下水道事業予算は1億円あまりで全体の予算総額は49億7千6百万円となりました。

有効に事業を行いながら、村の皆さんが生活しやすい環境となるよう懸命に努力して参りたいと思っていますので、ご理解とご協力をいただきたいと存じます。