村議会一般質問

傍聴者

(傍聴者もおった3月定例会議での一般質問・議会広報提供)

村議会定例会議で2名の議員による一般質問があった。

村議会で一般質問が行われるのは年4回の定例会議で行われている。今回は29年最初の定例会議であり2名の議員から村政全般にわたって広範な分野についての質問があった。

基本的にはこの質問には、村長が答弁することにしており、定例会議での初日に29年度の村政運営に当たっての行財政運営の方向をお示しする「施政方針」を表明したところであり、これに対する内容もあるものと理解しておるところです。

この質問は広範なことから答弁に当たっても緊張することにもなるし、準備も必要になる。

質問内容の概要は次のようなものでした。

佐々木 健夫議員の質問

1)小さな拠点作りアンケートに関連して

2)主要事業の実績評価について

3)村財政について

4)循環拠点施設に関連して

 

佐々木 正利議員の質問

1)事務所改修後の接客対応について

2)高齢者対策について

3)短角牛肉の販売について

以上でしたが、この質問項目をさらに細分化した質問内容となっています。

従って答弁もできるだけ具体的にお答えするわけですが、議論がなかなかかみ合わないこともあるように感じた。

こうした議論を通じて、よりよい村政運営の方向付けをして、住民生活が向上するように一生懸命努力したいと考えておるところです。

今回は一般の傍聴者が6名おられました。村政や議会に関心を持っていただきうれしく思ったところでした。

ふるさと納税再考

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(池田総務省市町村税課長から現状説明)                                 (意見を述べる吉田財政委員会委員(青森県町村会長))

急速に伸びているふるさと納税制度が国会でも議論となっており、その議論内容が納税そのものよりも、ふるさと納税制度とは本来別物であるお礼としての景品やお返し、果てはネットショッピング化している現状が問題視化されていることであるとしての議論ととらえている。

これに対して総務大臣も国会答弁で答えているようであり、自治体としてもこの問題について慎重に対応する必要があるものと考えなければならないものと思っている。

そうしたことから、全国町村会の財政委員会が急遽開催され、総務省の池田市町村税課長に出席いただき現状説明など課題を説明いただき協議した。

4月には、全国町村会として会長名での通達が出される見込みであるが、その通達によるか、地方3団体による申し合わせによるものかなど、今後具体的に行動することになろうかと考えている。

その制度を純粋に理解し過度な景品合戦など趣旨を外れるような行動は制度としていかがなものと考えているところです。

幽玄な感じ

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(通勤途上の風景)

昨日は終日議会の予算特別委員会出席。

今週は特別会計関係の予算案についての説明、整合性などの調整にかなり振り回されていたように感じている。

やっと、昨日その調整の方向性を見いだすことができほっとしているものの、相当緊張感を持ってしっかりと業務に当たらなければならないと強く感じている。

そんな思いで出勤しているが、今朝は除雪にも結構時間を要した。除雪費もかかるだろうが、しっかりとした見通しを立てなければならないのに、なんとかなるだろうぐらいで除雪対策に当たるなどもってのほかであり、この面でも厳しく対応すべく指導をしていかなければならない事項であると感じている。とにかく反省の多いこの頃である。

今朝の雪は淡雪のような感じで、降るには降るが水分の多い雪で、景色もまるで幽玄の世界のように霞んで見え、川面も周囲も心休む風景です。

仕事とは別にそんな感じで気持ちを切り替えられるひとときでした。

 

三月議会開会

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(村議会広報提供)

主な議案として平成29年度の村の総合的な事業を計画した各会計の予算案を審議する村議会が昨日から開会されている。

初日の昨日は、諸般の報告があり私からは、平成29年度予算の概要と新年度取り組むべき村政運営の基本的な施政についての考え方を述べさせていただき、村の皆さんと議会のご理解とご協力をお願いしたところでした。

その内容については広範にわたることから村の広報や議会広報によってご理解をいただきたいと存じます。

そのうちで、特に重点事業としては次のようなことがあります。

基本的な村政運営としては「伸展する村政運営」としての子育て環境の整備、生産基盤の整備および住みよい生活環境の整備の実現に向けて実現すべく努力をし、子育て環境については全国に誇れるレベルになってきたものと考えていること。生産基盤の整備では畜産の推進と六次化産業への取り組み、農業生産法人の設立と支援、農地の集約化、また生活環境の整備では保健・福祉の充実、水道の整備促進があげられること。

これらを受けて、29年度では総合戦略に位置づけた事業の着実な実施を心がけて参りたい。特に、移住・定住対策としての「若者定住促進住宅(仮称)」の整備に取り組み、さらには、首都圏にも発信できる対応を計画していること、二つ目としては、生活環境のさらなる整備と、保健・福祉の充実を推進したい。

こうした状況の中で、国保事業が平成30年度から秋田県に移管されることになっており、その運営に当たって保険料が試算段階ではありますが大幅な負担増になることが予想されており、29年度からその対策に努めなければならないものと考えられることなどを申し上げさせていただきました。

次に、役場の機構改革を行うべく、条例を提案し、主な内容として新たに「環境課」を新設し主に水道、下水道、生活環境に関わるゴミ対策などを主な業務として担当することとしました。このほかには各課の名称をできるだけ短くすることとしました。

次に、成瀬ダム関連ではこの春には、大きな掘削工事が3箇所で行われることになり、そのための手続きが進行中で、この施工業者が決定するとかなりの作業員が従事することになり、その対策にも対応しなければならず、緊張感を持って対応しなければならないものと感じています。

役場庁舎の改修もほぼ終わり、この後この改修後の施設を活用する団体も予想されることから有効な施設として効率よく運用できるようにして参りたいと考えております。

予算関係では、こうした重点事業を中心にして予算配分し、住みやすい村作りのためより一層努力をすることとしています。

一般会計予算は35億円、国保事業は3億3千万円、国保診療所事業は約8千万円、後期高齢者医療予算は約2千400百万円、介護保険事業予算は3億5千万円、介護保険サービス予算は約9千万円、簡易水道予算は約5億円、下水道事業予算は1億円あまりで全体の予算総額は49億7千6百万円となりました。

有効に事業を行いながら、村の皆さんが生活しやすい環境となるよう懸命に努力して参りたいと思っていますので、ご理解とご協力をいただきたいと存じます。

全国森林レク協理事会

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(全国森林レクリエーション協会(理事長・三浦雄一郎)で来賓として挨拶する林野庁今泉森林利用課長)

総会に向けての提出議案を審議し、全議案を可決して、新年度の計画を審議もした。

この協会は、森林が国民生活に果たす役割をしっかりと普及する役割を担っている。

特に、レクリエーションの森の活用、森林インストラクターの養成、未来を担う子供たちの森林体験などを行っている。

さらに、森林レクリエーション全国研修を全国のブロックごとに開催しており、次回は東北ブロックで開催を打診された。

ほかに、林野庁からも関係課長が出席し国が進めるインバウンド対策としての外国からの森林に関心のある観光客誘致対策としての事業や予算、ソフト事業などが説明された。

継続して取り組み、ソフト事業を含めて我が村でも、観光物産協会や「宿活」などもやりようによってはこの制度活用が可能であるように感じた。

第一回おにぎりコンテスト

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(優勝は岩井川の谷藤怜子さんのおにぎりでした。審査風景と出品されたおにぎり)
日曜日の夕方から第一回東成瀬村おにぎりコンテストが開催され12品が出展された。
さすが、東成瀬村のお母さん方の味自慢のおにぎりが出て、審査員もかなり難儀したようです。

私も審査で点数をつけるのには苦労したものの、自分も高得点をつけた作品が見事優勝。よかった!

このおにぎりが3月下旬に開店する東京神楽坂の「むらむすび」という全国の町や村の飲食型アンテナショップの商品メニューとしてデビューします。

このアンテナショップは、東成瀬村の地域興し協力隊職員として活躍した佐藤喬さんが経営するお店で日中はランチ形式のおむすび定食や軽食、東成瀬村の定住移住紹介、観光案内などもしていただけますし、夜は全国の「むら」の特産物にこだわった産物を使った居酒屋風の飲食店としても営業をすることになっています。

さて、このおむすびが東京のど真ん中でどのように評価されるか、おいしがってもらえるか楽しみです。

変わる米生産調整

(農政局からの情報提供)

(再生会議に出席してくださった集落の世話人さんがたなど)

東成瀬村農業再生会議会議が開催された。

開会に当たって、私からは米の生産にあたっては、平成30年度から国が直接需給調整のための配分には関わることがなくなるものの、一定の生産目標数量は示すものの、具体的には県と市町村が需給見通しをたてて、農家の方々に生産目標をたてて協力を願うことになる前年になることから、大切な年であること。本格的な自由化に向かうことになるものと思っていることなどを申し上げた。

会議では特に異論もなく原案が決定した。

国の全体の米の需給は、中食、等いわゆる業務用の米が不足し、値上がりしていることの一方で、いわゆるコシヒカリなどのブランド米との価格差が接近している状況が大きな変化であるようだ。

こうしたことも視野に入れて園芸作物などにも注力していく必要が求められているとの秋田県雄勝振興局の森田農林部長からの挨拶があった。

山村振興懇談会

(総務省自治財政局の原調整課長の講演)

森林・山村対策に関する懇談会で、総務省自治財政局調整課長・原邦章氏から地方財政対策ではここ数年年度途中での税収の伸びがあり補正予算での対応である程度余裕があったが、途中厳しくなり、そこにトランプ大統領選の登場で少し改善されたものの、1兆円近く無くなってしまった。そんな状況のなかでの29年度地方財政は、一般財源の総額は確保。

一方、公共施設の老朽化対策、保育士、介護員の処遇改善、まち・ひと・しごと創生事業などに取り組む。一方基金積立が問題視されてきているので留意して欲しいと。これは、財務省がかなり地方の基金増に注目している。

また、社会保障経費に当たっても財政が主体的に取り組んでほしい、特に国保の県移管に伴う財政対策が課題。

そうしたなかで、森林吸収源対策としての税制が年末には確定する方向であるが、県との調整がおおきな課題になる。

質疑では、私からも、国保移管に伴う納付金が試算段階で課題があるようだが、とんな考え方をしたらよいかと質問したところ、総務省としても積極的に関わっており、激減緩和措置を二段階、三段階での対応することとしており、これまでの国保税由りも二倍三倍になるとことにはならないと考えているとのことであった。少し安心したが、かなり慎重に見守らなければならないことになろうとかんがえている。

少子化対策

(みんな元気でいい!)

午前中は出生者4名の家庭を訪問し、お祝いをしてまいりました。

年度中の出生者は16名と言うことで、他の同規模の自治体と比較してもよいようです。

ところで、昨日は教育会議が開かれたが、その場で奨学金制度についてのジレンマみたいに感じていることを話した。それは、この制度を活用して大学などにどんどん進学している、それはよいとして、卒業後に村に帰ってくる人材が誠に少ない。社会にでて活躍する人材を喜んではいるが、これで良いのだろうか?と以前から悩んでいた。

人材がどんどん出てしまっては、村はどうなるんだ?人材が活躍する働く場所がないと言うがそうだろうか?

よく考えなければならない課題であると、あらゆる機会をとらえて議論していかなければならないと、問題提起をしたところでした。

新幹線シンポジュウム

(シンポジュウムと講演)

今日は土曜日、奥羽・羽越新幹線の早期実現に向けて秋田、山形、福島、新潟の関係県で一致して運動を展開するためのシンポジュウムが山形市で開催された。

基調講演を大阪産業大学の波床教授からあった。

日本で二つしかないミニ新幹線が秋田と山形であることをしった。

とかく話題になるミニ新幹線ではあるが、何でもとにかく新幹線を作ろうとした当時の考え方が今となっては、話題として新幹線とは言われないとか、雪に弱いとか、遅いとか、バックするなど新幹線の定義にははまらない等と散々である。
講演は歴史的な日本の発展にいかに鉄道が大きく関わってきたかを説明し、高速道路網とはまた違った視点からの説明で分かりやすかった。

やはり、財政投資はこうした国土の発展を展開するためには、前例とかを重視するのではなく政策展開に当たって積極的であるべきであるとつくづく感じてしまう。
前例重視では前進は期待できない。
秋田からの参加者も11名と少なかった。これは山形が圧倒的に多いことは地元と言うこともあって当然にしても、もう少し秋田からも参加してほしかったなー!
村からは、冬道で3時間30分遠かった。