全国町村会の正副会長会議

(正副会長会議)

昨日は午前中に全国町村会の正副会長会議に出席した。

午後の理事会にかける議案や全国大会の日程、議案、決議等を審議した。 

終わって、午後は理事会に先立って黒田武一郎総務省自治財政局長の地方財政全般にわたっての講演があった。

資料に基づく講演ではあったが、非常に分かりやすく、しかも短時間にきちっと要点をご説明いただいた。

先般も秋田県町村会でも講演と意見交換をしたさせていただいたばかりでしたが、我々にとっては何を焦点にして財政運営をすべきか、国と地方の税配分、歳入と歳出の関係など概要は、それなりに理解していたが、今回はその曖昧な部分についてしっかりと理解でき、今後の町村会としての要望や意見交換会等での、活動に大きな自信となった。それにしても、頭が切れるなー!

その後、内藤税務局長からの講演があり、ふるさと納税、ゴルフ場利用税、森林環境税等についての課題説明があった。

特に森林環境税については、昨年の税制改正において年末までには最終結果をうることとしておるなかで、今なお、課題があり、総選挙後の、具体的な税制審議会での議論が大きな関心となっているようだ。

これについても、税金の使途については、公有林がはずされ私有林に限定することについて異議があったが、今回、公有林整備は地方交付税に基準財政需要に参入されておることを知り、自分の無知、勉強不足を恥じるばかりである。

やはり、いろいろな方々から話を聞き、議論することによって内容も濃くなり、その重要性を感じることもあるものです。


火山科学館とアイヌ文化


(洞爺湖町の火山科学館)

(白老町のポロトコタンでアイヌ文化を研修)

有珠山の噴火と洞爺湖町の関わりを町長さんの出迎えを受けて丁寧な説明紹介を頂きました。

おおよそ25年に一度に割合で噴火する山を「優しい山」としてとらえ、噴火を事前にしっかりと伝えてくれる優しい山としての意識で地域づくりにとりくんでおられるようで、その考え方になかなか理解が難しかったが、噴火を事前に火山性地震で知らせてくれ、その避難対策がしっかりと出来ることを指しているようであった。

確かに、人的被害はないものの、人家や町営住宅など沢山の被害があることからするとどうしてそうした地域に5000人もおったのに、今は1000人程度の人口が住んでいることに違和感を覚えた。しかしそれによって地域振興が図られているのだからそれもよしとするのでしょう。

白老町でも、町長さんの出迎えでポロトコタンのアイヌ文化伝承を視察した。2020年4月には国立アイヌミュージアムが建設開館することになつており、広大な敷地を造成中で、新千歳空港からも近く、国際的な民族博物館としての役割に大いなる期待をしているようでした。50年も前にカムイコタンを見学したことかあるが、その変化には驚くばかりでした。

アイヌ文化は日本の誇りであり、しっかりと伝承されることを期待したい。民族踊り、歌、楽器等確かな文化が伝承されているようでした。

東北・北海道ブロック町村会長会議

(荒木全国町村会長の挨拶、棚野ブロック町村会長、ブロック町村会長)

持ち回りで開催している会議で、今回は北海道洞爺湖町で開催した。

熊本地震で実際の体験者である荒木全国町村会長から災害時の対応についての講演と、意見交換をした。

3・11の経験をした会長たちもおり、かなり具体的な話し合いをした。

特に、避難所を一ヵ所にすることによる課題もあり、分散して開設し、その地域の行政区長に全責任をお願いし、経費は全て自治体が持つことにして効率的に避難所が運営できたこと、必要物資を出来るだけ早く情報提供するようにする事、被災調査は一定の基準をしっかりと守り統一する事の必要性がその後の対策に大きく影響していくこと等、大いに参考になった。

また、森林環境税については、ブロックとしての特殊事情を検討するよう働きかけること、全国町村会としてもそうした趣旨について委員会で更に検討してもらうような話があった。

いよいよ、本格的になってきたし、林地台帳整備については地方財政対策の中でしっかりと整備することと、私有林整備が森林環境税の使途として限定されることについて意外な感じかしたが、そもそも、私有林の荒廃対策の為の税制であることからすると当然と言えば当然でもあることになる。

総選挙終盤へ

(党首クラスが続々来県)

総選挙も中盤から終盤に入った。

それぞれの政党には独自の調査情報があるようで、それに基づき重点的に党首クラスが候補者の応援に入るようだ。

今日は、その重点地区として秋田3区に党首が入り、2〜3千にはおったのではないかと思われるくらいの聴衆に熱い応援演説をしていました。

政権政党を選ぶ今回の選挙、期日前投票も前回の参議院選挙の時よりも村の選管ではほぼ倍増のようです。

18歳からの選挙権となる初めての総選挙、大きな関心を集めているようです。

六十路の会

(まだまだ若い参加者)

村の中で60歳に達する方々を対象にして村のなかを視察しながら、発展状況を確認し、村の発展に寄与して頂こうと「六十路の会」を実施している。

60歳になると、厄年のお払いをするのが恒例ですが、これを機会に村の中の同じ年齢の方々が交流を深め合う機会を作ろうとして計画しているもので、1つのきっかけとして交流が深まっています。

ところが、最近は勤務の都合などもあって参加者が少なく今後の事業をどうするか慎重に協議していかなければならないのではないかと考えているところです。

東成瀬中学校祭




(生徒会が自主的に運営する数々のプログラム)

今日は、東成瀬中学校の学校祭があり、午前中だけでしたが、内容の濃い沢山のプログラムを楽しませていただきました。

全校生徒による合唱、ストリートダンス、英語の暗証、弁論、教職員の「青春時代」、仙人太鼓の演奏、劇、ピアノ演奏、等実にバラエティーにとんだプログラムで、確かな成長の課程を感じさせられるひとときでした。

すこぶる伸びやかな中学生達であり、将来が楽しみです。

学習発表会

(全校生徒102名の群読)

東成瀬小学校の学習発表会が行われた。

全校で102名でしたが、各学年一つの演目でそれぞれの学級の特色を出した素晴らしい発表会でした。

それぞれの家庭から沢山の参観者がおり、子供たちの真剣な発表に食いいるようにしておられました。

最後には、全校生徒による合唱と恒例の「悠久の風にのせて」を元気一杯合唱してくれました。

6年生は最後の発表会で、自分達の演目を終わると、担任の先生を招き入れ、会場の皆さんに挨拶をしてくれ、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。

小雨の中の戦い

(街頭演説を聞く)

総選挙が公示されて3日目、昨日は報道機関の序盤戦の情勢が一斉に報道された。

その状況は候補者はもちろん有権者も多いに気になるところです。

「まさかの坂」があってはならないと懸命に頑張っておるところであり、街頭での有権者も候補者の公約や考え方などを真剣に聞き入っていました。

今朝はあいにくの小雨混じりで、とても寒かったのですが各地に集まっておられました。

報道された情報は情報としても、そんなものかなと感じておられる方もあることでしよう。

この国の将来を委ねる政党はどこか、我々にとっては地方振興をしっかりと政策にとりあげる政治である政権であることを強く意識したところでした。

鳴子ダム視察

(鳴子ダム直下)

(展望とダム湖面)

朝から、鳴子ダムを視察。

普段行くことの出来ないダム直下で説明を受ける。

完成から60年、日本で3番目に大きいアーチ式コンクリートダム。

建設費用32億円、当初重力式であったのが岩盤が強固で約4億円工事費用が縮減できた。10%の削減、

日本人だけの技術で作り上げたダム。当時はコンピューターもなく、計算尺とタイガー計算機で計算設計されたダムで、その技術の確かさに驚く。

高さ94・5m,堤長215m。

直下は凄い迫力。

春先には「すだれ放流」と鯉のぼりが泳ぎ、観光地として定着しつつある。

宮城県から選奨土木遺産として認定されている。

この言葉は初めて聞く言葉で、秋田県でもあるのだろうか?

いずれ、こうした積極的な登録や制度を活用して、観光面でも積極的にダムを活用して行かなければならないものと強く意識したところでした。

参考になることが多くあり、早速取り組んでおり行きたい。

ダム事業研修と幹事会

(幹事会)

(鳴子♨️地域づくりネットワーク会長の講演)

(鳴瀬川総合開発事業の講演)

東北ダム事業促進連絡協議会の幹事会が大崎市と鳴子ダムで今日と明日開催される。

今日は、幹事会で今後のスケジュールや会費の試算等を協議し、研修会では、東北地方整備局鳴瀬川総合開発事務所長・畠山氏(仙北市出身)から丁寧な講演があった。特に、コンゴのダム事業については新設備から、既存ダムの改造、リニューアル等を通じての事業が重要性を増してくるように感じた。総合開発事業ではCSG工法が採用されるようで、我が方の成瀬ダムと同様工期の短縮、経費等から主流になるのかなとも感じた。

一方、ダムを活用した地域振興、観光振興振興にとっても鳴子ダムの取り組みは多いに参考になった。

特に「選奨土木遺産鳴子ダム」については、私にとっては全く新しい言葉で、そうした勉強不足を強く要望していたもので反省しなければならないことであった。この他にも「大崎地域を世界農業遺産」指定に向けてかなりの力を入れていることも知った。これまた、知らなかったし、恥ずかしい限りである。既に、こうした指定に向けてチイキヲ挙げて協議会を作り強力な運動を展開していることも知る場ともなった。

今回の研修ではいろいろ、直ぐにでも動く必要性を強く感じた。