町村会の財務省要望

秋田県町村会単独の財務省のみの要望活動を会長・副会長の三人で今日午前中に実施した。

国の総務省、国土交通省、農林水産省、厚生労働省に対する要望の内で、特に重点的な事業に対して予算編成をする財務省のみ理解をいただくために、主計局次長と、それぞれの各省を担当する主計局主計官僚も同席頂き、我々の意のあるところをしっかりと申し上げ理解を頂けたものと感じています。

こうした形での要望は今回からであり、説明に当たっても各省の担当専門官僚に対することから、すっかり見透かされているようなもので多少緊張しました。

それでも、新たな要望活動であり、各担当省庁に要望するものとは少し違った視点からの要望活動であったと感じています。

こうした活動は今後も続けて行きたい。

ITビジネス進む

(和歌山県白浜町企画担当の説明)

(進出企業のオフィス)

聞いてはおったが、現実にIT企業のオフィス誘致が10社も立地しておる現実を目の当たりにして、ショックを受けた。

しかもそのオフィスの環境が、公共施設を町と国の支援で約1億円をかけてリニューアルし、貸し出している。

環境が太平洋を見下ろす高台に位置し、パソコン作業に疲れると海を眺める、休日はフィッシング、スカイダイビングと言う環境とのこと。

ちょっと現実離れした感覚でもあったが、しかしこれも一時的であり、そんなに簡単なことではないようであった。

テレビ会議等を通じて営業等も順調であることには驚きさえも感じた。

今後こうした動きは次第に高まっていくことになるのではないだろうか?

我々にはなかなかとっかかりにくい分野ではあるが、現実をしっかりと見通して行かなければならないこともまた事実であるように感じた。

今回の研修での大きな世の中の動きであったように感じたところでした。

農産物だけで28億円

(和歌山市の「めっけもん広場」)

ファーマーズマーケットとしては全国一の販売額を誇っていたが最近は福岡県の道の駅に抜かれたとのこと。しかし福岡県の場合道の駅の売り上げであり、農産物販売ではトップのようてす。

その秘訣は、生産者の表示、出荷崩れの産物の取り扱いをいち早く採り入れたことが販売額の増大につながったとのこと。更に、大阪と言う大消費地から近く、食品関係の業者さんがたも直接買い入れに入っているようでした。

色付き、形状等の規格外れの産物が中心で、人気があり販売額の増大となったとのこと。

いろんな条件があったとしても成功には、3000人の農家が納入しており、最近は若干生産農家も減少しているようでした。

この後、高野町の紀伊山地の霊場と参詣道、聖山、仏教高野山を参拝した。秋晴れの参詣となった。

和歌山県組合で研修

(秋田県総合事務組合で和歌山県組合を視察)

(徳川家で二代の将軍を輩出した紀州和歌山城)

(和歌山城からは紀淡海峡を遠望、向こうは四国)

秋田県総合事務組合の議会研修で和歌山県組合を視察。

職員の退職手当や非常勤公務災害補償等の事務を取り扱っている事務のあり方、財政運営等の意見交換をする視察で、課題などの意見交換をした。

特に、資金管理、運営、団塊の世代の退職後の運営、今後の加入団体間の財政のアンバランス等についても話し合った。この後、歴史のある和歌山城も見学した。

徳川ご三家のひとつ紀州潘の歴史を知る機会になった。

復興に向けて

(イチゴ農家)

(道の駅・まてい館とブロンズ像前)

(膨大な廃棄物の一時貯蔵)

美しい村連合の二日目は飯舘村の復興状況と施設を視察した。230万袋に及ぶ可燃物の処理施設を32年度まで完了すべく24時間体制で処理していた。イチゴ農家も4000平方メートルでのハウス栽培に取り組み、たくさん農家では繁殖牛の100頭体制に向けて、一種農地を特例法で活用して放牧飼育に取り組もうとしていた。

道の駅も整備しており、農産物等の販売に懸命に努力していた。

しかし、帰村者が少なく6000人おったのに1000人も帰ってくるのか心配していた。

一方、働く人が少なく避難した人たちも職場の関係で期待できない。

立派な学校を建てていたが、帰村する希望者は50人程度とのことで、どうするんでしょうか?

悩みは尽きないようでした。

台風一過の秋景色

(綺麗に色づいています)

一昨日から日本列島は大形の台風と総選挙で大変な一日となった。

選挙の結果は自民党と公明党の解散前の勢力が圧倒的な勝利で終わった。

この後は野党の結集がどうなるかが大きな政治課題となることでしょうか。

地方創生は言葉とは裏腹にまだまだでその趣旨が徹底されておらず、地方は依然として厳しい状況下にある。

こうした課題をこれからの政権与党には、しっかりと解決すべく最大の対策をとってほしいと強く求めたい。

台風はわが村では小中学校の臨時休校があったぐらいで、被害もなく過ぎていってくれた。ほっとしているところです。

今朝は文字通り台風一過の秋晴れで、誠に気持ちが良い!

里にも紅葉が下りてきて我が家の近くもとても綺麗に紅葉しています。

審判くだる

突然の解散総選挙、大義なき解散、解散権の乱用、課題隠しの解散など、次々とメディアの報道が連日賑わした。同時に新たな政党の誕生と再編につながることも予測される事態になりそうな気配の中で、国民の審判が下った。

何となく解散がありそうな感覚を要望活動などで上京する折に触れて感じてもいた。

今なら「勝てる」と感じていたかもしれませんが、新党が突然登場して危機感が一気に政権与党を覆ったようだ。

実際県内の小選挙区でもそれが現実のものとなり大変緊迫した選挙戦となったようだ。

安定多数を確保した政権与党ではあるが、選挙で公約した地方創生と景気対策、地方の声が政権与党において着実に実現されるような真摯な政策決定課程を心から期待したいものである、

活発な地域活動

(講演する秋田大学の佐々木久長准教授)

(和やかな講演に笑い顔)

(ライフル競技で優勝の高谷さん)

午前中に椿川地区の秋のフェスティバルが開催された。

かなり長い期間継続して秋のフェスティバルとして椿川地区3部落の合同事業で地域活動、交流会が開催されている。

今年も午前中に、秋田大学大学院医学系研究科准教授・佐々木久長先生の、「家族の関係を少し温かくする会話術…アサーション」を、ユーモアたっぷりに話してくださって、会場は和やかな雰囲気で一杯でした。

自殺予防運動に大変積極的に取り組まれており、馴染みの方々も多く、こうした講演を通じての会話の勉強は、とても大事なことであり、参加者も参考になったことと思った。

午後には、東成瀬猟友会(会長・高橋菊男)での総会に出た。

総会では、村主催の射撃競技会と、スポーツ月間行事のライフル競技会での上位成績の方々の表彰が行われた。

いずれも、高谷和道さんが優勝した。

総会では、会員の減少、棲息状況調査での棲息数にはかなり疑問を感じているようで、今後の秋田県などの対応に注目しているようだ。

一方、「罠」の免許取得者が少なく今後の大きな課題として取りあげられていた。

月の輪熊や日本鹿、イノシシ、猿等の繁殖には相当神経をとがらしているように感じたし、これらの対策についても村としても具体的な対応が求められるように感じたところでした。

全国町村会の正副会長会議

(正副会長会議)

昨日は午前中に全国町村会の正副会長会議に出席した。

午後の理事会にかける議案や全国大会の日程、議案、決議等を審議した。 

終わって、午後は理事会に先立って黒田武一郎総務省自治財政局長の地方財政全般にわたっての講演があった。

資料に基づく講演ではあったが、非常に分かりやすく、しかも短時間にきちっと要点をご説明いただいた。

先般も秋田県町村会でも講演と意見交換をしたさせていただいたばかりでしたが、我々にとっては何を焦点にして財政運営をすべきか、国と地方の税配分、歳入と歳出の関係など概要は、それなりに理解していたが、今回はその曖昧な部分についてしっかりと理解でき、今後の町村会としての要望や意見交換会等での、活動に大きな自信となった。それにしても、頭が切れるなー!

その後、内藤税務局長からの講演があり、ふるさと納税、ゴルフ場利用税、森林環境税等についての課題説明があった。

特に森林環境税については、昨年の税制改正において年末までには最終結果をうることとしておるなかで、今なお、課題があり、総選挙後の、具体的な税制審議会での議論が大きな関心となっているようだ。

これについても、税金の使途については、公有林がはずされ私有林に限定することについて異議があったが、今回、公有林整備は地方交付税に基準財政需要に参入されておることを知り、自分の無知、勉強不足を恥じるばかりである。

やはり、いろいろな方々から話を聞き、議論することによって内容も濃くなり、その重要性を感じることもあるものです。


東北・北海道ブロック町村会長会議

(荒木全国町村会長の挨拶、棚野ブロック町村会長、ブロック町村会長)

持ち回りで開催している会議で、今回は北海道洞爺湖町で開催した。

熊本地震で実際の体験者である荒木全国町村会長から災害時の対応についての講演と、意見交換をした。

3・11の経験をした会長たちもおり、かなり具体的な話し合いをした。

特に、避難所を一ヵ所にすることによる課題もあり、分散して開設し、その地域の行政区長に全責任をお願いし、経費は全て自治体が持つことにして効率的に避難所が運営できたこと、必要物資を出来るだけ早く情報提供するようにする事、被災調査は一定の基準をしっかりと守り統一する事の必要性がその後の対策に大きく影響していくこと等、大いに参考になった。

また、森林環境税については、ブロックとしての特殊事情を検討するよう働きかけること、全国町村会としてもそうした趣旨について委員会で更に検討してもらうような話があった。

いよいよ、本格的になってきたし、林地台帳整備については地方財政対策の中でしっかりと整備することと、私有林整備が森林環境税の使途として限定されることについて意外な感じかしたが、そもそも、私有林の荒廃対策の為の税制であることからすると当然と言えば当然でもあることになる。