転換期の米対策

(米需給が大きく変化してきている報道)

2018年からの米生産調整については政府が直接関わることがなくなるなど大きく変わろうとしている。昨日の日経新聞でも二面トップで報じられた。

昨年のコメ収穫量はかこ最高になったが中食大手では不足している。

一方小売店ではブランド米が並ぶ。

こうしたことから、政府による飼料用米への転作推進策や高級ブランド戦略に消費の減少が絡み合い中食などの業務用のコメ価格水準を切り上げブランド米と業務用米との価格が並んできた。一俵の格差が縮んできているとのこと。

実際、新潟県ではコシヒカリを資料用として出荷する農家もいるそうです。

先日の山村振興連盟での懇談会で、会長である富山県選出の宮越会長が、与党の米対策の責任者であり実に詳しく、見通しを説明してくださいましたが、政府が生産調整に関わることなく、今後は県で調整することになる。生産調整は国によって推進されてきたが、実態は県によって取り扱いがバラバラで、生産量はかなりの乖離があったようで、今後は各県毎に実態が公表されることになるとのことであった。

また、10aあたりの補助金は一律7500円をしっかりと確保しているとのことであった。

一方、新たに計画されている保険制度には肉用牛価格を除くすべとの農業生産物を対象にしており、これ以上の制度は今後かんがえられないことから、是非加入してほしい。

ただし、青色申告が前提であり本年度から手続きをしてほしいものです。

山村振興懇談会

(総務省自治財政局の原調整課長の講演)

森林・山村対策に関する懇談会で、総務省自治財政局調整課長・原邦章氏から地方財政対策ではここ数年年度途中での税収の伸びがあり補正予算での対応である程度余裕があったが、途中厳しくなり、そこにトランプ大統領選の登場で少し改善されたものの、1兆円近く無くなってしまった。そんな状況のなかでの29年度地方財政は、一般財源の総額は確保。

一方、公共施設の老朽化対策、保育士、介護員の処遇改善、まち・ひと・しごと創生事業などに取り組む。一方基金積立が問題視されてきているので留意して欲しいと。これは、財務省がかなり地方の基金増に注目している。

また、社会保障経費に当たっても財政が主体的に取り組んでほしい、特に国保の県移管に伴う財政対策が課題。

そうしたなかで、森林吸収源対策としての税制が年末には確定する方向であるが、県との調整がおおきな課題になる。

質疑では、私からも、国保移管に伴う納付金が試算段階で課題があるようだが、とんな考え方をしたらよいかと質問したところ、総務省としても積極的に関わっており、激減緩和措置を二段階、三段階での対応することとしており、これまでの国保税由りも二倍三倍になるとことにはならないと考えているとのことであった。少し安心したが、かなり慎重に見守らなければならないことになろうとかんがえている。

自治功労表彰

(祝辞を述べる佐竹知事と受賞者)

秋田県町村会で自治功労表彰を行った。

町村長として5期以上と3期以上にわたって地方自治に貢献している町村長を表彰した。

5期以上は松田美郷町長、3期以上は畠山八郎潟町長、高橋大潟村長が表彰された。

また職員として35年以上勤続の44名が受賞した。

謝辞は井川町の鈴木住民課長で、就職当時は秋田空港開港の年で思い出深く、これからも町村の発展に努力すると力強く謝辞をのべていただいた。

知事からは秋田県を取り巻く情勢は厳しいが、県と市町村が一体となって課題解決に努力し、支援して参りたいとの祝辞をいただいた。

来賓の町村議長会長の美郷町高橋議会議長からは、住民要望については、「できない」と言う発想を視点を変えて、「出来る」発想を持ち続けることに期待する言葉があった。

ここでも、視点を変えることの大事さを改めて感じた。

少子化対策

(みんな元気でいい!)

午前中は出生者4名の家庭を訪問し、お祝いをしてまいりました。

年度中の出生者は16名と言うことで、他の同規模の自治体と比較してもよいようです。

ところで、昨日は教育会議が開かれたが、その場で奨学金制度についてのジレンマみたいに感じていることを話した。それは、この制度を活用して大学などにどんどん進学している、それはよいとして、卒業後に村に帰ってくる人材が誠に少ない。社会にでて活躍する人材を喜んではいるが、これで良いのだろうか?と以前から悩んでいた。

人材がどんどん出てしまっては、村はどうなるんだ?人材が活躍する働く場所がないと言うがそうだろうか?

よく考えなければならない課題であると、あらゆる機会をとらえて議論していかなければならないと、問題提起をしたところでした。

改修工事

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(年数経過で配線も凄い)

現在、役場庁舎内の改修工事が行われている。

庁舎の耐震化工事は、公共施設の中でも一番最後に終わったところですが、行政事務もIT化によって配線も年々増設され、抜本的な改修が必要になってきた。

配線が入っている2階事務室の天井は、ごらんのような状態で普段見ることがないのですが、その複雑なことには驚いてしまった。しかもこの配線は結構重量があり、簡単には動かすことができないし、複雑でかなり改修の時間がかかるようだ。

今では、この配線によって結ばれる事務室コンピューターに接続されて全ての業務が進められており、どれか一つに不具合が生じても機能が麻痺する状況である。

この改修は、庁舎と山村開発センターを有機的に活用するための事務室改修と合わせて行っております。

来庁の皆さんには多少不便をおかけしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いしたいと存じます。

大荒れの日本列島

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(青空の仙人郷)

日本列島は今世紀最大級の寒波が押し寄せてきているとの報道もあり、それも西日本などでは時ならぬ大雪に見舞われている。

道路交通はもとより日常生活にも支障を来しているとのこと、我々雪国ではそんなに豪雪でもないし、報道で見るような降雪量は極自然な日常でもあるのですが、そんな経験のないあるいは備えのない地域にとっては、本当に大変な事態であろうと思う。

お見舞い申しあげるところです。

先日も仙台に出かけた折にも、そうしたお話をしたところでしたが、最近の天候は異常であり、これからはいつどこで何があるのか分からないような状況が現出することもになりかねません。

備えだけは十分にしなければならないと覚悟しておかなければなりません。

そんな中で、今日も秋田県地方は「雪」でしたが、朝から写真のような青空の仙人郷でした。

 

第7回東成瀬芸文祭

(多彩な芸術文化祭)

芸文祭にさきがけて、方言発表会がありました。実にたくさんの方言が組み込まれた発表で更には英語での俳句と川柳を中学校生徒が紹介するなど新たな展開となりました。

民謡、歌謡踊り、カラオケ、仙人太鼓、写真、蔓細工、書道、陶芸、茶道、御殿マリ、手芸、仙人和紙、YOSAKOI踊り、などなどそれはそれは多彩な芸術文化祭でした。

一日があっという間に終わってしまいました。

新幹線シンポジュウム

(シンポジュウムと講演)

今日は土曜日、奥羽・羽越新幹線の早期実現に向けて秋田、山形、福島、新潟の関係県で一致して運動を展開するためのシンポジュウムが山形市で開催された。

基調講演を大阪産業大学の波床教授からあった。

日本で二つしかないミニ新幹線が秋田と山形であることをしった。

とかく話題になるミニ新幹線ではあるが、何でもとにかく新幹線を作ろうとした当時の考え方が今となっては、話題として新幹線とは言われないとか、雪に弱いとか、遅いとか、バックするなど新幹線の定義にははまらない等と散々である。
講演は歴史的な日本の発展にいかに鉄道が大きく関わってきたかを説明し、高速道路網とはまた違った視点からの説明で分かりやすかった。

やはり、財政投資はこうした国土の発展を展開するためには、前例とかを重視するのではなく政策展開に当たって積極的であるべきであるとつくづく感じてしまう。
前例重視では前進は期待できない。
秋田からの参加者も11名と少なかった。これは山形が圧倒的に多いことは地元と言うこともあって当然にしても、もう少し秋田からも参加してほしかったなー!
村からは、冬道で3時間30分遠かった。

東京も雪だ!

(永田町も平河町も雪が降りだした!)

全国過疎連盟の理事会で上京中。天気が良かったが、会議を終えて外に出たら雪が降りだした。

過疎対策の議員立法が数次にわたって延長されて来たところでしたが、国勢調査の結果から次の改正に向けて政党の国会議員によって次期対策が協議検討されているとの会長からの挨拶で分かった。

総務省からは時澤地域力創造審議官が出席され挨拶のなかで29年度過疎債が300億円増額確保の見込みであることや、次期対策についての制度にも踏み込んだ課題などが話の中でも示された。

今のところ、決定ではないが、一部過疎、見なし過疎を含めて46都道府県(神奈川県をのぞく)と767市町村が過疎指定されておることや、国勢調査から20団体ぐらいが新たに指定見込みになるのではないかとの話があった。

この後、時事通信社解説委員・軽部謙介氏による、経済政策の行方~日本はどこに向かっているのか~と題して講演があった。

内容は、時あたかもアメリカを訪問している安倍総理大臣とトランプアメリカ大統領との日米会談の行方に集中した。

結論は分からない!だったように感じた。

言えることは、3~4000人からのアメリカの官僚機構のうち、最低700人が議会の承認を必要とする人事なのに全く決まっておらず、閣僚の一部は決まったものの、機構が動くにはまだまだ時間がかかるだろう。

今回の訪米でも、アメリカの国務長官と麻生副総理との閣僚級定期協議の組織を提案し、ここから具体的な方針が出されるように仕向けたい安倍総理の意向にアメリカがどう対応するか?為替の課題、自動車の問題などはこれから話題になってくるのではないか。経済はリスクがあるし我々講演するものにも読み違いが多く、リスクもあるとおっしゃっていた。

その通りだと思う。

なんとなく春めく

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(横手市増田町吉野からの奥羽山系)

今朝は早朝から急遽仙台に出かけた。途中道路には雪もなく快適であったが仙台に近づくにつれて風も強くなり時折雪交じりの天気となった。

天気予報どうり太平洋岸が雪模様となったようだ。

用務を果たす間も窓からは雪が見え、「こちらは雪に対する備えがなく、こうした雪が降ると弱いんですよ」とのこと。

このときとばかり、我々はこうした雪に対する備えはしっかりしている、そのためには財政的にもしっかりと準備を怠らないと申し上げたところでした。

たまたま道路関係の事業要望であったので、仙台での雪は見方をしてくれたように感じた一場面でした。

帰路も仙台をでてまもなく穏やかな天気となり、どことなく春めいた感じでしたし、東成瀬を望む横手市吉野付近では、すっかり春めいた感じの天候となりました。

心も落ち着くものです。成瀬川もゆったりと流れていましたし、少しずつ春に向かっています。