ゼンマイもみ

(ゼンマイもみが真っ盛り)

山菜の王様ともいわれるゼンマイは素人が採集するものと違って、プロの方々が採集するものは雪解けが進む急峻な山肌に生育していることが多く、ある意味では危険を伴った採集にもなる。これまでも素人の人がそうした場所に行き滑落してしまい死亡した例も多くあるという。

それだけにゼンマイとりは危険でもあるという。

今ではほとんどなくなったが、かっては山小屋を立ててその場でその採集したゼンマイを煮てある程度乾燥させてから下山したという時代もあったようだ。

今ではほとんどそうしたゼンマイ取りはおらなくなったが、男手が山に行き、自宅では女手が丁寧にもみしっかりと乾燥させている風景が時折みられる。今日も晴れて風もあり、乾燥しやすいと言いながら、一面に広げて丁寧にもむ作業をしておりました。

この手もみのゼンマイはなかなか手に入らない。

それだけに手間暇かけてのこの手もみ干しゼンマイは結構な値段で取引されているようだ。

特に一本煮のゼンマイは歯ごたえもよくおいしいと評判でもある。